ハイブリッド配信の最大の落とし穴!「ハウリング」や「音声トラブル」の原因と、プロが行う確実な対策

リアル会場とZoomなどのオンラインを繋ぐ「ハイブリッド配信」。
開催が増える一方で、担当者様からの「失敗相談」で最も多いのが音響(音声)トラブルです。

【こんなトラブル、起きていませんか?】
❌ 会場のマイクを使うと、Zoom側で「キーン」という不快な音が鳴る(ハウリング)
❌ 会場のガヤガヤした音が入ってしまい、登壇者の声が聞こえない
❌ Zoom参加者の声が、会場のスピーカーから出ない

映像が少し荒くてもイベントは続行できますが、「音声」が聞こえない・うるさい状態では、イベントは成立しません。
今回は、なぜハイブリッド配信の音響は難しいのか、その「構造的な原因」と「プロの解決策」を解説します。


1. なぜ「キーン」と鳴る?ハイブリッド配信のハウリングの正体

Web会議に慣れている方でも、広い会場でのハイブリッド配信となると、途端に「ハウリング」に悩まされます。
この原因は、「音の無限ループ」です。

  1. Zoomの参加者が話す
  2. その声が「会場のスピーカー」から出る
  3. その音を「会場のマイク」が拾ってしまう
  4. マイクが拾った音が、またZoomに戻る…(繰り返し)

これが一瞬で何度も繰り返されることで、あの耳をつんざくような「キーン!」という爆音が発生します。
PC内蔵のマイクとスピーカーだけでやろうとすると、このループを物理的に防ぐことが非常に困難なのです。


2. 解決のカギは「マイナスワン」という特殊技術

この「音のループ」を防ぐために、プロの現場では「マイナスワン(N-1)」という技術を使います。

これは、「Zoomに送る音」から「Zoomから来た音」だけを引き算(マイナス)して送り返すという設定です。

  • 🔊 会場に流す音: 会場のマイク音声 + Zoomの音声
  • 💻 Zoomに送る音: 会場のマイク音声のみ (※Zoomの音声は送らない)

言葉にすると簡単そうですが、これを実現するには「業務用オーディオミキサー」と、複雑な配線・設定が必要です。 「Zoomの設定でノイズキャンセリングをONにする」程度の対策では、会場規模のハウリングは防げません。

Close-up of DJ's hands mixing music on a turntable, highlighting electronic skill and nightlife.

キャプション:複雑な音声ルーティングを制御し、クリアな音を届けます。


3. 「聞こえない」を防ぐ!プロのマイク使い分け

「ハウリングはしていないけど、声が小さくて聞こえない」という失敗もよくあります。
プロは、用途に合わせてマイクを厳密に使い分けています。

  • ハンドマイク(ダイナミックマイク): 司会や登壇者用。周囲の雑音を拾いにくく、狙った声をクリアに届けます。
  • 集音マイク(ガンマイク): 会場の「拍手」や「笑い声」を拾うための特殊マイクです。
    これがないと、オンライン参加者には会場が「シーン…」として盛り上がっていないように聞こえてしまい、温度差の原因になります。

「会場の空気感」まで伝えるには、マイク一本では不可能です。 複数のマイクをミキサーで調整し、ラジオ番組のような聞きやすいバランスを作ることがプロの腕の見せ所です。


4. 音響トラブルで失敗したくないなら、HERO IS YOUへ

ハイブリッド配信において、「音声」は映像以上に重要です。
どれだけ素晴らしいプレゼン資料があっても、音が聞こえなければ何も伝わらないからです。

「自社で機材を揃えてやってみたけど、ハウリングが止まらなかった」 「本番で音声が途切れて、クレームになってしまった」

そんな後悔をする前に、ぜひHERO IS YOUにご相談ください。 私たちは、会場の規模や人数に合わせ、「絶対にハウリングしない、クリアな音響環境」を構築します。

機材の選定から当日のオペレーションまで。 ストレスフリーな配信環境をお約束します。

お気軽に何でもご相談ください。 企画段階からご相談することも可能です!

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株式会社HERO IS YOU 代表

松 元太

元イベント制作会社出身。「心が動く映像」と「失敗しない進行」で、企業のハイブリッド開催や動画マーケティングを支援します。年間50件を超える現場を指揮。

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